Nov 29, 2009

オメモドキ盆栽も紅葉が美しいんですよ

もみじ盆栽は紅葉が有名だが、この梅茅島、キーも紅葉するんです。梅茅島キーと呼ばれるくらいですから、梅の仲間ではありません。葉と枝の姿が似ているだけなんですよ。この盆栽は花が終わってから点火葉が、晩秋から初頭にかけて赤い染め上げようになるんです。その姿はとてもきれいなんですよ。育てることの注意点は夏です。水の有効期限が切れたようにするのです。
デスクかわいい盆栽をひとつ置いている。小さくてとてもかわいい。手をかけるとしても少ないとされる。苔もいい感じに湿っている。盆栽は難しいと感じている人も多いと思うが、小さいものを購入すれば、簡単に始めることができる。最近、盆栽を飾る小さな人形も買っ​​てみた。人がいるだけで多くの盆栽が現代的に変身した。ますます愛着が出る。
麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:
 10月4日から8日に開催された「CEATEC JAPAN 2011」は、5日間でのべ17万2137人が来場して盛況のうちに幕を下ろした。東芝「55X3」やソニー「VPL-VW1000ES」など4K×2K対応機がお披露目され、各社の試聴ブースには連日大行列ができる盛況ぶり。4Kのスタートを強烈に印象付けた。しかし、ネイティブコンテンツのない現状では、各社が持つアップコンバート技術が普及の鍵となる。各社の展示をつぶさに見てきたAV評論家の麻倉怜士氏は、その進化をどうみているのか。詳しく聞いていこう。

【麻倉怜士の「デジタル閻魔帳」:4KはBDの感動を4倍以上にする? CEATEC総括】

――まず今年の「CEATEC JAPAN 2011」を振り返っていかがでしたか?

麻倉氏: 昨年は“3D CEATEC”という形容ができましたが、今年はまさに“4K CEATEC”でしたね。東芝はIFAで発表した「55LZ2」の日本版といえる「55X3」を発表し、ソニーは米国の「CEDIA EXPO 2011」でお披露目した「VPL-VW1000ES」を国内でもリリースしました。また、シャープが2012年の発売を予定している「ICC 4K 液晶テレビ」を参考展示して、いずれの展示も人気が高かったようです。例えばソニーのシアターはいつも120分待ちでしたね。

 私としては、リアル解像度の4Kディスプレイやプロジェクターが出たという点が印象的でしたが、さらに各社が先進的なアップコンバート技術を持ってきた点も重要だと考えています。これまでのアップコンバート技術では、解像度だけ上がっても画質そのものは下がってしまうのが常識でしたが、今回のように画質の上がるアップコンバート技術が登場したことは、4Kの将来にも大きな意味を持つと思います。

――現行のハイビジョンコンテンツでも4Kが生きるということでしょうか

麻倉氏: もし、Blu-ray Discを見たときの感動が4倍になれば、それは十分な商品価値を持つと思います。

 CEATEC JAPANでは、私が4Kに対して抱いていた2つの疑問、「2Kから4Kにアップコンバートすると画質はどうなるのか?」「リアル4K解像度のコンテンツではどうか?」という点について回答を得ることができたと思います。

 まずリアル4Kコンテンツは、ソニーと東芝のシアターで見ることができました。これは本当にすばらしい。ICCを開発した近藤哲二郎さんの理論を借りるなら、走査線の数が1ミリの間に3本ある高精細テレビを2H(画面の高さの2倍)の距離で見ると、そこにはテレビの存在を感じさせないほど現実感のあるものが浮かび上がるそうです。東芝ブースで見た映像がまさにそう。女性の肌や木々、波の砕け方など、フルハイビジョンではおなじみの絵柄でしたが、そこから“生のエネルギー”のようなものが伝わってきましたね。

 同じく東芝ブースにあったNTTぷららの4K配信の展示も面白いと思いました。これまで4Kというと精細さをアピールするために絵画のようなスタティック(静的)なコンテンツが多かったと思いますが、今回の展示はごく一般的な旅グルメ番組という内容で、しかも外でロケしたものでした。普段、テレビでよく見る構図や登場人物を、4Kで撮影するとどうなるか。これまでと異なっていたのは、光が加わってまるで別世界のように感じられること。リポーターの女の子の肌色もフルHDでは見られないような映像でした。旅番組のような普通のコンテンツに対しても4Kは意外な効果を発揮するのではないか? と感じさせ、リアル4Kのコンテンツが是非ほしいと思いました。

 一方、アップコンバートの画質についても期待が持てると思いました。例えばソニーのシアターでは、「ツーリスト」のトレーラーをアップコンバートで見せてもらいましたが、従来のアップコンバートにあるような不自然さはなく、4Kの解像度に溶け込んでいました。

 そして驚いたのは「スパイダーマン」。従来の2Kでは“スクリーンに画がある”印象ですが、4Kではスクリーンの存在を感じさせず、その場に画が浮かび上がるようでした。例えば、良いスピーカーで音楽を聴くと、まるでそこに楽器があるように感じることがありますが、それに通じるリアリティーでした。これは、すごい世界がくると思いますよ。

――フルHD解像度のBlu-ray Discでも、感動を4倍以上にしてくれるでしょうか?

麻倉氏: NHK技研のSHV(スーパーハイビジョン、8K×4K)など、理論的な実験を重ねて極めて没入感の高い映像を作り出したものも、これまでに何度も体験してきました。その尺度をもってみても、4Kの進歩のあり方は、4倍以上の価値があるのではないかと思います。従来とは違う、新しい感動があると痛感しました。また、SHVがいくら美しくても、まだ10年先の話と聞けば、われわれは「欲しい」と思わないわけです。しかし4Kの製品はすぐに手の届くところにやってきます。

 CEATECの会場で米DisplaySearchの創業者、松野智吏社長にお会いする機会がありました。松野さんは、以前紹介した「透明ディスプレイ理論」で、将来のテレビはハードウェアの存在を消すほど高精細にならなければならないと言っています。それをメーカーに訴求しているのですが、「4Kの世界がやってきて、現実味を持って受け取られるようになった」と話していました。

――シャープブースの「ICC 4K 液晶テレビ」はいかがでしたか?

麻倉氏: シャープは2段階の展示をしていましたね。1つはブース内の明るい場所。そこではちょっと分かりにくいので整理券を配り、会議室のほうに移動して、じっくり見てもらうという手法です。

 改めて眺めると、やはりICCのすごさが分かります。現実はこうであるに違いないと思わせる情報量や質感が出てくる。しかもIFAのときよりも調整がうまくなっていましたね。前回、民生用の業務用モニターと異なり、テレビではコントラストに帯する考えが重要だと言いましたが、今回はまさに民生用テレビを考えた画作りだった思います。前回と同じ高輪プリンスホテルで撮影された映像も見ることができましたが、例えば池を映したシーンでは光の反射やフレーム内にある物の距離感までしっかりと感じさせ、再現生が向上していると思いました。製品化は来年の年央ということですが、とても楽しみです。

――4K以外の話題はいかがでしょう

麻倉氏: 色再現性に対する革命的なメソッドがありました。三菱電機ブースのレーザーテレビです。色再現生に関しては、これまでもRGBのLEDバックライトなどで改善するといったアプローチがありましたが、コストが高くて今は白色LEDが広く普及しています。一方でシャープがRGB+Yの4原色パネルを開発するなど、地道に取り組んでいるといった状況です。

 三菱電機はRGBのレーザーを使用したリアプロジェクションテレビを出していますが、今回はそのうちR(レッド)のみをレーザーでやり、それ以外はLEDを使うというハイブリッドタイプです。レーザーは特定の波長を狙って取り出せることが特長で、人間の目は赤に対する感受性が高いので、こういった形にしたのでしょう。試作機の映像にはまだ不自然さもありましたが、ハイブリッド化でNTSCの色域を140%カバーできるそうです。通常のハイビジョンの色域(ITUのBT.709)はNTSCの70%程度という点を考えれば、すごいことが分かると思います。あそこまで色の情報量を増やせる手段はなかなかありません。将来のSHV化に向けて、基礎的なパワーになるのではないかと思いました。来場者も素直に反応して、三菱ブースは人気でした。

画像:ソニーブースでヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」を装着
(http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1110/25/news076.html)

 ほかに3Dやスマートテレビという話題もあります。まずスマートテレビについては、パナソニックが「ビエラ・コネクト」を発表してアプリのダウンロードなどを見せていましたが、海外のイベントと比べてスケールが小さかったと思います。まるで「アクトビラ」をアイコン化したようなもので、展示スペースも狭い。国内メーカーは“スマートテレビ”に対しては及び腰だと感じました。そもそもパナソニックの展示は全体に力を抜いた印象でした。

 ただ、日本的なスマート化の流れという点では、東芝の「レグザサーバー」が発表されたことで面白くなりましたね。“全録”で放送コンテンツをため込み、ホームネットワークを介してテレビはもちろん、PCやタブレットなどでも視聴できます。また10月19日にはバッファローも全録対応の「DVR-Z8」を発表しています。こちらはネットワーク関連の機能は搭載していませんが、今後はさまざまなメーカーが参入してくるのではないでしょうか。

 一方の3Dについては、ソニーのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」や東芝「55X3」など注目の製品はあったものの、イベントのメインではなくなりました。東芝も昨年は「グラスレス3D」がメインで、4K×2Kパネルはバックグラウンドだと言っていたのに、今年は4Kがメインで裸眼立体視はおまけのようになっていました。ほかには日立コンシューマエレクトロニクスが遅ればせながら参入するといったトピックもありますが、このあたりが“落としどころ”と思います。3Dは、あれば楽しいけれど、常時使うものではありません。食事でいえば、あくまでも“おかず”であって“ご飯”ではないのです。

 ただし、3Dがご飯になる製品が1つあります。それはプロジェクター。実用品でもあるテレビと、あくまで趣味の製品であるプロジェクターは求められる機能は大きく違います。趣味の世界なら3Dも十分に本流になり得る。事実、3Dの画質に対して念入りに調整している製品もプロジェクターばかりで、例えばソニーの「VPL-VW95ES」は、昨年比輝度が2倍でクロストークは1/2くらいですね。

 話は変わりますが、今年のソニーブースはとても面白かったと思います。昨年は最低でしたが、今年は「HMZ-T1」や「VPL-VW1000ES」のようにソニーらしい製品が出てきましたし、ブース内で行われた機器連携のプレゼンテーションも演出が非常にうまかったと思います。

――では、今年のCEATECで一番面白かったのはソニーブースということで、よろしいでしょうか?

麻倉氏: いえ、今年の“ユニーク大賞”はパイオニアの鏡ですね。

 パイオニアは有機ELパネルを使った照明器具に力を入れていますが、その中に「自分の肌が一番きれいに見えるよう、調節できる鏡」がありました。鏡の周囲に有機ELパネルを組み込み、調光や調色に対応した鏡台です。これがあれば、お化粧が終わったとき、「自分が一番きれい」と思えるでしょう。

 LEDや有機ELなど新しい照明器具がいろいろと登場していますが、パイオニアのようにデバイスの特性を生かして付加価値のある照明器具を作ろうというアプローチはすばらしいですし、非常に面白いと思いました。

[芹澤隆徳,ITmedia]


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